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医師にしてはいけない人とは

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医師にしてはいけない人とは、東京大学医学教育国際研究センターでは、医師にしてはいけない」学生を見付けるのが目的で、人の気持ちになれない人、人の話を聞けない人を面接で見つける。「医師が、人を診る」の考察が必要。

 

医師にしてはいけない人とは

=スタジオレイの提言=

〜訴えられる医師と訴えられない医師の違い〜

分かれ道は、「人の話を聴けるかどうか」が、ポイントという研究結果が存在します。

要は、患者を大事にしているかどうかの問題であり、そのことが「態度」、「声の調子」と、非言語に現れます。

  1. 医師が、話を聞いてくれない
  2. 患者さんに喋る隙を与えようとしない
  3. 気を遣ってくれなかった
  4. 威圧的な言動とか 大事にしてくれないと感じた

患者さんは、このようなピンポイントの分析をされるのです。

結論

  • 患者さんは、客じゃない!
  • 弱った人・困っている人なのです。

よって医師は、

  • 患者さんの立場
  • 患者さんの気持ち

になれない人は、医師になっては危ない!

 

医師にしてはいけない」学生を見付けるのが目的

2016年6月24日 (金)配信、M3comインタビュー記事引用 >

 

=「不適格者見極め」が目的=

2018年度面接導入、東大入試、有名高卒の寡占率高まり懸念も

〜北村聖・東大医学教育国際研究センター教授〜

 

医師にしてはいけない」学生を見付けるのが目的

  • 「人の気持ちになれない人」。
  • 「人の話を聞けない人」。

――東大では、今年度の入学生から、推薦入試を導入しました。入学生に何らかの変化はあったのでしょうか。

 

北村聖氏は、「医師にしてはいけない学生」として、「人の気持ちになれない人」を挙げる。

 

全学で実施したので、医学部も導入したわけです。

 

医学科の入学者数100人中、推薦枠は2人。

 

ただ入学生には変化はありません。 結局は、普通に入学試験を受けても、絶対に合格するような人しか、推薦は通らなかった。

 

東大医学部が今抱える問題の一つは、有名私立高校で大半を占めること。

それ以外は各校、数人か1人ずつくらい。 その結果、東大がモノトナス(monotonous)になり、同じ価値観の人が多くなってしまった。

 

東大入試に通ることを目標として鍛えただけの学生ではなく、もっと多様性のある人がほしい。

 

――その寡占率は高まっているのでしょうか。

ものすごく高まっています。

その対策はないのですが、今の一番大きな問題と認識しています。

 

例えば、「各高校5人以上は合格させない」などと制限を設けたいけれど、機会平等の原則からすれば無理でしょう。

 

――2018年度からは、理科三類(東大医学部に進学するコース)入試に面接を入れるとお聞きしました。

入試における面接の歴史は、 「オウム事件」にさかのぼります。

東大医学部の現役の学生が、オウム真理教の信徒になったため、社会は、 「東大医学部は何をやっているんだ!。

 

偏差値だけで入試をやるから、こんなことになるんだ」と批判した。

 

それで、東大医学部でも1999年度から2007年度までの間、面接を実施。 最初は公平性を、ものすごく重視した。

  • 「このブースだったので、この先生はやさしかった」
  • 「この先生が厳しかったから落ちた」 といった事態はあってはいけないとされた。

そこで前期試験の面接で基本としたのが、「ストラクチャー面接」。

「ストラクチャー面接」とは、聞くことが決まっている面接。

 

最初は面接の雰囲気を作るために、「まず志望動機を聞く」とした。

そうしたら「東大入試では、まず志望動機を聞かれる」と噂が広まり、 学生たちは

  • 「貴大学は、優れた臨床医のみならず、研究者も多数輩出している」
  • 「自分はがんばってはいますが、まだ博学の身ではありませんので、この厳しい大学で自分を鍛えてみたいと思いました」

とか、全員が同じように答えるようになってしまった(笑)。

 

もっとも、面接する側も、場に慣れてもらうための質問なので、最初から志望動機については採点対象外としていました。

 

第二問は、もっと科学的。

「A液とB液を混ぜると、C液ができる状況があります。ここにD液を混ぜたら、C液の増量が2倍になりました。

D液の働きの可能性を5つ以上、述べなさい」とか。

「5つ以上」だったら、5点、3つしか答えられなかったら3点。

 

例えば、 「あなたが乗っていた電車で、目の前で人が倒れました。あなたはどうしますか」 といった質問もした。

  • 「僕、びっくりして逃げます」だったら、マイナス5点。
  • 「人を呼びます」だったらプラス1点、
  • 「習ったばかりの救急対応をします」だったらプラス3点。

でもやっていて、むなしかった。 「そんな質問は、ペーパー試験でも聞けるのではないか」 「なぜ面接をやるのか」と問うようになった。

 

入試の面接のために、朝から晩まで約80人の東大教授たちが集まるのは、ものすごい労力。

結局、エネルギー、労力はかかるものの、得られる効果はないので、やめてしまいました。

もちろん、頭がいいだけでなく、あいさつがきちんとでき、礼儀正しく、社会のことをも分かっている。

 

いい意味で「ご両親はどんな教育をしたのだろう」と思う学生がいるのも事実。

 

ただ、その後、他の医学部が面接を行い、東大がやらない状況が続いたら、ここ数年、 「入試に面接があったら、私は落ちると思う」 という人が東大を受けるようになった。

 

閉じこもりだったとか、人格崩壊しているけれど、記憶力だけはいいとか……。

 

入試面接の制度設計はこれからですが、今回は、面接のコンセプトをガラリと変更する予定。

 

「面接で、いい医学生を採用しよう」というのは無理であり、「医師にしてはいけない」学生を見付けるのが目的。

面接は「悪い子をはじくためのもの」。

「ペーパー試験の成績が悪くても、面接の結果がいいから、合格」といった事態は起きないけれども、ペーパーテストがどんなに良くても面接がダメだったら、落ちる。

 

良く練られた大学では、「ちょっとあやしい」と思った学生は、精神科の先生やベテランの先生がもう一度面接するという、「二段階面接」を導入しています。

 

2回目の面接に行くと、「自分は落ちるのかな」と不安に思うから、一応、合格するような学生でも2回目に行くようにしているようです。

 

――「この学生は、医師にしてはいけない」というのは、例えばどんな学生ですか。

一番問題なのは、

  • 人の気持ちになれない人。
  • 人の話を聞けない人。

面接で、

「もし君が、君を対応する病棟の看護師だったら、君の態度を何と言って戒めますか」

などのような質問をすると、アスペルガー症候群の学生などは、質問の意味が分からない場合が多い。

 

「え、僕が看護師で、僕に対応するのですか?」といった答えが返ってくる。

「相手の立場に立って考えられるか」という言葉を直接的に聞いた時に、反応できる想像力がどれだけあるかはすごく大事なこと。

 

本当に優秀な学生からは、

「自分のことを振り返ってもらいます。今日やったことの中で、良い点や悪い点を出してもらって、その悪い点を指摘することで、その人は変わると思います」

といった答えが返ってきたりする。

 

カナダなどで導入している「マルチプルミニインタビュー」を今、勉強していますが、これも面白い。

略してMMIというのですが、1人の受験者が、面接ブースを10カ所近く回る。

 

例えば、あるブースには、目覚まし時計が置いてあり、「この患者さんは、実は知恵遅れで、IQが80くらいで、時間の概念がはっきりしていません。この目覚まし時計を使って、時間の概念を説明してあげてください」などと質問する。

 

次のブースに行くと、旅行に持っていく物を、トランクの脇にぶちまけてあり、それをトランクに詰める作業をしてもらう。 その時にすぐに使うものを取り出しやすく詰める人は、いい成績が取れる。

 

しかし、単に物理的に、丸い物、四角い物と分けてしまったら、取り出しにくくなる。

 

つまり、「君はどうしますか?」という会話的な面接ではなく、行動、アクションを見る面接。

 

もっとも、面接で難しいのは、1回実施すると、すぐにそれに対応するためのマニュアルができてしまうこと。

 

面接内容を考えるのも、実施するのにも、非常にエネルギーがかかります。

「医師が、人を診る」の考察

「医師が、人を診る」ということを、心理カウンセリングの療法で表現すれば、

  1. 無条件の肯定
  2. 共感的理解
  3. 感情の反射、
  4. 問題の明確化

でしょうか。どうでしょうか。

 

「実践 患者満足度アップ」

前田泉著者 日本評論社より

患者満足度には、事務員や、看護師の態度や、設備や待ち時間などよりも8倍の高い値で 「医師の診療行為治療態度に対する満足度」が、要因を占めており、

  • 医師の説明が分かり易い、悪い
  • 医師が、 患者川の訴えを聴く、聴かない

ということが満足度を下げる結果が出ています。

アメリカの研究発表からも医療訴訟へ直結すべき事柄であり、東京大学の面接試験は、不幸な医師を作らないためにも有効ではないかと考えます。

 

よって、医師には、

  • 「人の気持ちになれない人」。
  • 「人の話を聞けない人」。

の領域に入るべからず。 入ったとしたら、気付くべし。

 


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