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インフォームド・コンセントとはNo3:リーデング最高裁判例の分解

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日本のエビデンス最高裁判例としてリーディング最高裁判例紹介。
医療提訴ガイドラインは、インフォームド・コンセント・医療者を守る目的を持つ。
説明義務の重要なわけは、これが重要なポイントである。

 

<日本の「医療法学」:日本のエビデンスへ戻る>

日本のエビデンス最高裁判例

前回は、日本の「医療法学」を紐解いてきました。

では、日本のドクターは、どうするのか。

最高裁判所が、具体的に判示しています。

一言で表現するならば、

  • 「医療専門家のセールスマン(ウーマン)
  • 「医療の技術工員」

ですね。

最高裁判例紹介1

最高裁判所 平成18年10月27日判決を紹介します。

最高裁判所は、

医師は、手術を実施するに当たっては、「診療契約」に基づき患者に対し

  1. 当該疾患の病名と病状
  2. 実施予定の手術の内容
  3. 手術に付随する危険性
  4. 他に選択可能な治療方法があれば、
  • その内容
  • 利害得失
  • 予後など

について「説明すべき義務」があると判示しています。

この義務は、先程から出て来る「診療契約」の民事上の義務です。 

最高裁判例紹介2

また、「医療水準」として、確立した療法・術式が、複数存在する場合には、

  1. 患者が、そのいずれを選択するかについて「熟慮の上判断」することが、できるような仕方。
  2. それぞれの療法の違いや利害得失を分かりやすく説明すること。

が求められる。

と判示され、参考にした、最高裁の「乳房温存療法の判例」を紹介しています。

よって、この、「乳房温存療法の判例」が、リーデング判例と解されます。

医療提訴ガイドライン

インフォームド・コンセントのガイドライン

以上のように、日本も司法により、医療側にガイドラインを示しています。

この判例は、厚生労働省が出したガイドラインとは違い、アメリカと同じように司法が示したガイドラインです。

医療者を守るガイドライン

ガイドラインの性格は、医療者が、医療訴訟を提起されないガイドラインです。

医師免許を取得された先生方は、司法は、お嫌いですか?

この判例が、ガイドラインと話す理由は、次の3点です。

  1. 「インフォームド・コンセント」が、元々アメリカの司法から出た考えである。
  2. リーデング判例は、弁護士・裁判官が、判断する上での基準としている。
  3. 準委任契約を締結した「受任者」として、民事上、遵守しなければいけない事。

です。

説明義務の重要なわけ

重要なポイント

先程から出ている「重要なポイント」については、次の記事でご説明します。

<h4インフォームドコンセントとはNo4:医療裁判のポイントへ

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