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インフォームドコンセントとはNo4:医療裁判のポイント

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説明義務の重要なわけはインフォームド・コンセント修正してイメージを医療プロの営業マン・ウーマンにする。
なぜインフォームド・コンセント定着しないのか?医師が提案し、決めるのは患者。
株式会社スタジオレイのメインメッセージは、医療訴訟は、患者さん医師側のどちらも不幸を背負うため回避。

 

<リーデング最高裁判例の分解へ戻る>

説明義務の重要なわけ

重要なポイント

先程から出ている「重要なポイント」について説明します。

この「重要なポイント」は患者さん側の弁護士の先生がまず第1に判断されるポイントです。

医療訴訟のスタートは、提訴ですので弁護士先生が行います。

弁護士先生の仕事は、「成功報酬制」です。

患者さん側から、相談を受け、最初にする事は、「カルテ開示請求」ですよね。

カルテに「受任者の義務」が、何も書かれていなかったら、ドクターは弁護士先生の「ネギを背負ったカモ」です。

「毎度あり」

表現を変えてみると、これから、絶対に儲かる株銘柄を見つけたイメージです。

現在は、弁護士先生の業務は、「一般訴訟」より「医療訴訟」が追い抜いている統計も存在します。

前の記事でご紹介した、「リーデング判例の判示内容」に背いていたなら、「ネギ背負ったカモ」として、ドクターが自ら、弁護士先生の「グツグツ煮えた鍋」の中へ入って行くイメージです。

 

弁護士先生は、何もしないで、「毎度あり」とご馳走を頂くことになります。

確実に、契約違反で、損害賠償金の支払命令が出ますし、成功報酬も発生します。

 

なお、弊社は、医療訴訟防止には、「カルテの書き方」も判例から研究しています。
でも、時間の関係で省かせて頂きます。

重要なポイント意義

このように、「重要なポイント」は、患者さん側の弁護士先生からは「安パイ」を見分けるポイントなのです。

成功することが読めるし、成功報酬も戴けると確証が持てるのです。

医療訴訟は、患者さん側は、

  • 原因が知りたい
  • 再発防止に役立てたい

と思い、弁護士先生の元へ行きます。

 

でも、医療は簡単な器械の修理じゃありません。

「医療の不確実性」などが存在し、「エビデンス」も統計学でしょう。

もし、目の前の患者さんが、100万分の一人(政令都市の市長)だったら、結果はどうなるのか分かりません。

このことは、医療専門の弁護士先生ならちゃんと分かっています。

最近の医療訴訟の中身を精査してみると、技術的過失と認定された裁判は少ないイメージです。

医療の不確実性・エビデンス統計学

理由は、「医療の不確実性」があるからです。

「医療水準論」と過失との証明が困難だからです。

この「医療水準論」も時間の関係で、省きます。

損害賠償は?

民事事件の損害賠償が認められる条件とは

  • 故意があること
  • 過失が認められること

のどちらかを提訴した側の立証責任で、証明されたら違法となり、損害賠償が命じられます。

委任契約の性格は、請負とは違い

  • 請負契約とは、「仕事の完成」を目的とした契約。
  • 委任契約とは、「一定の行為」の遂行を目的とした契約。

ですから、これも重要ポイントです。

  • 治療による疾病の治癒といった「一定の結果」を約定するものではない。

と多数の医療判例で判示されています。

医師のお守り

だから、「重要なポイント」を外してはいけないのです。

「インフォームド・コンセント」とは、先生を守るお守りなのです。

インフォームド・コンセントのイメージ

さて、「インフォームド・コンセント」は、難しいでしょうか?

言葉や、法令、判例も覚える必要は無い!です。

イメージを提供しましょう。

医療セールス

患者さんが、先生の病院へ、診療を求めてきたと仮定しましょう。

先生は、持っている医学知識を元に、「医療のセールス」をします。

  1. 診断結果を告げる
  2. 経過観察でいいのか
  3. 通院か、入院が必要なのか
  4. オペ適用はあるのか
  5. 入院期間はどれくらいか
  6. 費用はどのくらいか
  7. 保守管理として、退院後の医療や介護のこと
  8. 予後やリスクも
  • 他の医療機関での、より先進的な医療の可能性も教示

ドクターは、セールストークを伝え終わったら、「患者さんの人生を送る上での優先順位」を傾聴し、患者さんとの意思の疎通を図る。

そして、患者さんが、ドクターのセールストークを受け、

  1. 理解し、納得をして
  2. よく考えて
  3. 治療のGOサインを出し

診療契約をするイメージです。

「インフォームド・コンセント」のイメージ浮かんではきませんか?

医師が、という主語とは、違いますよね?

インフォームド・コンセント修正

そもそもは、インフォームド・コンセントは「患者の人権運動」から生まれたものです。一言で表現すれば、「患者のもの」です。

なぜなら、医療は患者さんのために行うものです。医師のものではないのです。

よって

  • 医師が、患者にインフォームした後で、患者から同意を得る行為。

と、主語が違うのです。

主語を変えれば、

  • 患者さんが、医師からインフォームを受けて、医師に同意を与える行為。

です。

これは、冒頭に出ました、

  • アメリカでの「患者の人権運動」の際に指摘された「医師のパターナリズム」

を排除したイメージが、浮かんできませんか?

このことが、京大の星野名誉教授が提言された内容ですね。

 

この提言は、医師の中のイメージを変えるだけです。

国試をパスしたドクターは、医学知識の営業マン・ウーマンへとイメージ修正を。

医療プロの営業マン・ウーマン

ただし、簡単ではありません。

心理研究家のアドラーが言いました。

  • 人間は、変われないのではなく、変わろうとしないのだ!

とね。

なぜインフォームド・コンセント定着しないのか?

何故でしょうか?

日本で「インフォームド・コンセント」が定着しないのは、

健康保険制度変遷

私の研究結果です。正否のご判断はお任せします。

日本の健康保健制度が、産み出した負の資産と考えました。

それは、

  • 医療費の自己負担率が上がると、医療訴訟も増加した歴史

があるからです。

日本の人口は、この100年増え続けました。

でも、医師、患者の両者は、「医療費の自己負担無しの時代」を捨てきれず、現代へと来たのでしょうか。

 

では、歴史から考察しましょう。

健康保健の自己負担率1割が、スタートした年は、昭和59年です。私が21歳の頃です。

つまり、現在の医学部教授の先生方は、「自己負担がスタートする前の世代」から、教えを受けており、自己負担無しの診療が、基本となっていることが、窺えます。

昭和59年以前は、本人は自己負担が無しでした。

 

みなさまへ質問です。この自己負担無しが、どういったことを生み出すのでしょうか?

人間の心理面を元に私の分析では、

  • 患者さんは、無料で診療してもらえるし、治療のことは「お医者さん任せ」の時代だったから、医師の言うことは、絶対の時代。

実際、その当時のドクターは、相当な「勝ち組み」ではないかと想像します。

  • ドクターは、自分が判断し、自分が決めるという慣習。
  • 説明することは、求められていない時代。
  • 患者さんは楽チンだから、先生に全権委任の姿勢。

患者さんとお医者さんは、良い関係だった時代だろうと想像し、微笑ましいと思います。 

でも、そろそろ、昭和から抜け出ましょう。

医師が提案し、決めるのは患者

=結語=

次世代「インフォームド・コンセント」は

  1. ドクターは、「医療セールストーク」を患者さんに届ける。
  2. 患者さんの人生の優先順位を傾聴する。
  3. 患者さんが、熟慮し、GOサインを出し、それを受けて診療契約を結ぶ。
  4. 診療は、「医療水準論」に従い、「善管注意義務」を果たす。
  5. 治癒したかどうかは別問題である。

=最終到達点=

弊社から先生にお願いをされてください。

  • 医師は、「人類の資産」です。
  • 人類の存続に無くては困る「資産」です。

医師は、人類の資産

  • 貧困国の子供達
  • 戦争中の地域の子供達
  • 日本のみんなも

子供が、育たないと人類は滅亡です。

恐竜が滅んだのは、小さな動物が恐竜の卵を食べたからという説もあります。

その「人類の資産」は、医療訴訟を受けないこと。

裁判と暗い闇

医療訴訟は、10年ものです。

忘れたい過去に10年も引き戻されます。

訴訟は、メンタル的にもキツイものです。

私は、仕事で、訴えられた経験があります。

モヤモヤ重圧が掛かってきました。

「提訴された者の闇」を味わいました。

株式会社スタジオレイからのメインメッセージ

「闇のトンネル」に入らず、そんなことは知らずに、今のまま、そのまんまの「患者さんの必要な先生」でいてください。

人類を代表して、お願いします。

穏やかな、医師人生をキープして下さい。

ドクターセキュリティーサービス

弊社の「ドクターセキュリティーサービス」は、「医療セキュリティーの知恵袋」を持っているイメージです。

これからの時代は、専門職のコラボレーションじゃないでしょうか?

アメリカは、1960年には、医療訴訟も始まっていました。「インフォームド・コンセント」も生まれていました。

わが日本では、それから20年後に医療費の自己負担が始まったのです。

アメリカを参考にしますと、今、アメリカでの行われていることが、日本の未来のために有意義だと考えるのですが、如何でしょうか?

  • ドクター
  • ナース
  • 患者さんと医師のこころの架け橋であるペイションド・アドボケイター

は、医療を守るために、医療訴訟回避で協力すべきだと提言します。

 

=医療訴訟は、患者さん医師側のどちらも不幸を背負うため回避しましょう=

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