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有終の美ピンピンコロリ:在宅医療レクチャー原稿No_02

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株式会社スタジオレイの有終の美ピンピンコロリの在宅医療レクチャー。人間の尊厳を抑え日本医療の歴史を振り返り、患者さんは、有終の美(最期まで自分らしく生きる)。
日本の終末期医療の現状として北海道の実話の引用と欧米の終末期を考察し寝たきりで生きる意味を考えると有終の美:ピンピンコロリは自宅のわけに到達する。

人の死とは:在宅医療レクチャー No_01からの続き

人間の尊厳

前回からの続きです。欧米の終末期とは、本人の「人間の尊厳」を重んじるからと言われています。

「人間の尊厳」という言葉を調べたところ、「人間らしく」ということが分かりました。自分が思う自分らしい生き方でしょうか。

例えば、飼い犬の尊厳が、「四つ足歩け、自分で食べられる」というヨーロッパの考え方もありました。

 

ここで、みなさまが考えてみてください。

日本的な考え方であります「生きていたら良いことがある」とは違いますよね?

答えは、皆様の中にあります。日本の高齢者の終末期医療は、どうでしょうか?

日本医療の歴史は

日本医療の歴史は、救命・延命主義でした。

法律では、日本国憲法13条で「幸福追求権」が基本的人権と定まっています。

最高裁判所は、「幸福追求権」、「自己決定権」という権利も判示しています。

今は、死ぬことも幸福追求権・自己決定権の一部と考えられています。

日本の教育で、「人間は、100%死ぬ」と教えなかった歴史があります。

 

「死ぬ」はいけないことでしょうか?

これは大切です。

「日本人は100%死ぬ」これをご自身で持っているのと、持っていないのとでは全然違います。

有終の美(最期まで自分らしく生きる)

「有終の美」をイメージできると共に、また自分の生きる時間を大切にするでしょう。

自宅で有終の美を!

北海道の宮本ご夫妻医師の先生が発表している内容をご紹介します。皆様の未来がイメージされますよ。

日本の終末期医療の現状

みなさまは、施設・病院で、ベッド柵に固定された高齢者を見たことがある方いらっしゃいますか?

どうしても、身体に付いた管を抜こうとするのですよね。 止むを得無いでしょうか?

北海道の実話の引用

引用元

ヨミドクター(読売新聞)
2012年8月22日
「頼むから、もう放っといてくれ!」

86歳の男性患者さんが、肺炎を起こして入院しました。

  1. 点滴を自分で抜いてしまうため、両手を太いひもでベッド柵に縛られました。
  2. すると、今度は起き上がろうとするため、胴体も抑制帯で縛られました。

86歳の男性患者さんは寝返りもうてません。

宮本先生が、隣の患者さんの診察に行くと、この86歳の男性患者さんは・・・

「もうもう放っといてくれ!」

と悲痛な声で叫びました。

そして、数週間後に亡くなった・・・。

 

これが、日本の病院の事実です。救命医療、延命治療を長いこと続けてきた日本の医療です。

 

 

欧米の終末期

先ほどの宮本先生が欧米諸国を視察した新聞記事からご紹介します。
スエーデンもオーストラリアの施設も、十数年前は経管栄養の高齢者で溢れていたそうですが、現在は、点滴も経管栄養も行っていないそうです。

オランダの施設も同様で、「倫理」のために行わないと明言していました。

欧米では、食べられなくなっても点滴や経管栄養のために入院することはないそうです。施設入所者は、そこで自然に看取られます。

 

寝たきりで生きる意味は

一方、日本では、高齢者が終末期になって物が食べられなくなると、入院して管で繋がれること多いのです。

寝たきりで、家族の顔も分からず、話すこともできません。

点滴や経管栄養で生かされる意味を考える必要があると思います。 

 

有終の美:ピンピンコロリは自宅のわけ

 日本には、「在宅医療」というものがあります。以前は、地区の診療所の先生が自転車で自宅まで来てくれていました。それが復活しているのです。

入所、入院より安価です。

そして、「訪問看護」という看護師さんが自宅に来てくれる制度があります。

この医療は、「自宅が病室」になったというイメージです。

自宅にナースコールがあって、担当医が自宅に回診してくれるのです。

普段どうりの生活

「終末医療」の書籍に紹介されていました医師が書いた話を紹介します。

「ホスピスは、スタップも患者も家族も全員が自分の死を待っている」と言い自宅へ戻り、最期まで生きた、ガン末期患者さんの生き様を紹介されている話を読みました。

  • 死を待つのではなく、心肺が停止するまで生き続けることが「有終の美」

であることを学びました。

余命宣告を受けられた患者さんができることは、

  • 「一生懸命生きる姿勢」を残る人のこころに残す
  1. 家族が帰宅したら「おかえり」と迎える。
  2. 家族がわからない問題があり、知恵袋として支える。
  3. ちょっとしたことを感謝するこころ。
  4. そして、先に逝くものとして、「穏やかな安らぎのある最期」を示す役割。

など、家族のこころの中でいつまでも支える役目を目指すことも「有終の美を飾る」ことでしょう。

残った人は、いつかは自分の最期を迎えます。その時に役目を果たすことはどうでしょうか?

=最期の最期まで役目があります。=

関連編はこちら

  1. 終末期の心構え:在宅医療レクチャーNo_00
  2. 人の死とは:在宅医療レクチャー原稿No_01
  3. 在宅診療が良い理由:在宅医療レクチャーNo_03

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トップ画像引用元:David Siglin, Unsplash