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人が幸せになるホラクラシーの企業文化:ザッポスの奇跡

 

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モチベーションの高い組織をつくるには

先ずは、組織の文化を醸成することがはじめの一歩です。そして、そのあとに組織の構造などや人の役割を設定します。

 

この最初のときは創業者か最高責任者のトップが導くこともあります。

ザッポスCEOのトニー・シェイは、「何より人を幸せにする会社」をつくることを掲げて起業しました。

ザッポスは、どんな会社をつくるのか?という問に対して次のようにしたようです。

 

企業理想像

企業ビジョンは、「至上の顧客サービスとエクスペリエンス(体験)を提供する」

企業使命

企業ミッションッションは、「何より人を幸せにする。」

企業文化

商品は靴であり、販売方法はネツト販売です。しかしザッポスは、全社員、誰もかれもが「サービスを売っている」と言い、「顧客の感動の体験」が商品だと言い放ちます。これがこの企業のカルチャーです。

 

よく言われてている言葉に「顧客満足度」という言葉がありますよね。サービス行為は販売手段ではなく「サービスが商品」ですから、サービスを開発するコストも投入されます。

 

この企業文化は、「顧客の感動体験を提供すること」です。だから、トップから、アルバイトの学生さんまで浸透しています。いつでもどこでも個人の判断でお客さんに「感動の体験」を提供することが可能です。

 

文化とは、

いくつかの定義が存在するが、総じていうと人間が社会の成員として獲得する振る舞いの複合された総体のことである。社会組織(年齢別グループ、地域社会、血縁組織などを含む)ごとに固有の文化があるとされ、組織の成員になるということは、その文化を身につける(身体化)ということでもある。
一説には、象徴的な思考や学習による信念やふるまいのパターン。(ウィキペディアより)

 

中核存在価値

ザッポスの場合は「コアバリュー」という中核存在価値を次の10の文脈にしています。

 

  1. サービスを通じて,WOW(驚嘆)を届けよう。
  2. 変化を受け入れ,その原動力となろう。
  3. 楽しさと,ちょっと変わったことをクリエイトしよう。
  4. 間違いを恐れず,創造的で,オープン・マインドでいこう。
  5. 成長と学びを追求しよう。
  6. コミュニケーションを通じて,オープンで正直な人間関係を構築しよう。
  7. チーム・家族精神を育てよう。
  8. 限りあるところから,より大きな成果を生み出そう。
  9. 情熱と強い意思を持とう。
  10. 謙虚でいよう。

 

ザッポスでは、個々の社員の日々の意思決定、会社の方針決定はもちろんのこと、採用、研修、人事評価、賞与、イベント、オフィス環境に至るまで、万事がコア・バリューに基づいて検討され、決定されます。

全社員にとってのコア・バリューは、かしこまった場面だけに登場するものではありません。ランチを食べながらの気軽な会話にも、通勤の車の中でも、私生活の中でもどんな場面でも呼び起こされるものです。

ザッポスのコア・バリューは文字どおり「ユビキタス(いつでもどこでも)」であり、ザッポスのトップページにも、オフィス内の掲示にも、会社の経営陣が行うプレゼンの言葉にも、雑誌などに掲載される広告の中にさえも登場するのです。

 

このコアバリューに基づき採用し、コアバリューに基づき研修をして、コアバリューに基づき解雇しています。

 

1、「標語」ではなく生き方

文字にして掲示して標語ではない! 企業の魂(こころ)であり、全社員の心の中にある生きるための魂なのです。

 

2、コア・バリューとは何か?

コア・バリューとは、社員全員が企業理念の指し示す方向に向かって、共に進んでいくことを可能にする中核価値基準です。

カルチャー(文化)そのものには形がなく、とらえどころがないのに対して、コア・バリューは、カルチャーを具現し、毎日の行動に反映することを可能にします。

 

3、「会社の魂」を探求

会社はスキルや学歴が重要ではありません。人生の30%強を過ごすところです。「会社が楽しい」と思い続けられるために、同じ価値観を持った人達の空間をつくることが必須でしょう。

 

そのため、会社の「魂」を知ることであり、同時に全社員の行動規範となる「中核価値基準」を定めることです。

 

無形のものを、どうやって形にするのか?

まずは経営陣が、「ザッポスらしい人」はどんな人か?というところからスタートし、『こうありたい』というお手本になるような人を特定して、その特性をあぶり出したうえで、『共通項』を導き出しました。

 

そうすることによって、会社のみんなが行動の物差しにできる、『いくつかの価値観』にたどり着くのが目標でした。

その後にCEOが、原案(たたき台)をつくり、全社員に自分の「こうありたい」を出してもらいCEOがまとめたようです。

 

4、コア・バリューに基づく仕組みづくり

全社員研修を行って、全ての行動をコアバリューに沿うように思考の訓練をし、それぞれ個人の判断と行動をコアバリューに基づくようにしたのです。

 

5、ザッポスの場合

ザッポスの場合は、創設者&CEOの想い、企業のビジョン・ミッション・カルチャー・コアバリューとつながっています。そして、CEOが謙虚さを持ち続けています。まるで小さなお店の店長の振る舞いを続けています。

 

読書の雑感

企業概念に挑戦しているような今までの企業と顧客、企業と社員、企業と企業の結びつきを変えているようです。

 

タテよりヨコのつながりを大切にしながら、現場の声を重要視して現場の声を傾聴しています。

 

一般の企業のトップは、「権力を持つ」でしょうが、ここでは、「従業員に仕える」となっています。 現場を大切にしていますね。

 

このCEOはハーバード出身です。ハーバードは、人間について深掘りしますから当然考え抜き成し遂げた事実です。

 

なぜ、出来たのか?

くどいようですが、出身のハーバードビジネススクールが、仕事術を教えるより人間を教えているからです。人間のこころつまり人の思考を教えているので当然と言えると考えています。

また、日本ではIT技術が社会を変えるという話が蔓延しています。

 

間違いではないでしょうが、デジタルの表裏で思考を働かせると、人間のこころが病むように感じます。

 

なぜなら、「ネット社会になった現代では、繋がっている社会です。リアルでは「個人」が疎かになるので、リアル環境の人間と人間の接点が重要になるのです。」と言われているようなのですから・・・。 

 

参考となる言葉

「成功は幸せを手に入れるためのカギではない。むしろ、幸せこそが、成功を手に入れるためのカギだ。何でも、情熱をもって取り組めば、必ず成功に結びつくものだ」とアメリカの実業家、ハーマン・ケインの言葉です。

この名言は、多くの「個」を活かすリーダーたちの信条を代弁しています。

繋がる社会に必要なことを教えてくれています。

 

読書をして学んだ書籍のご紹介

ザッポスの奇跡(改訂版)~アマゾンが屈した史上最強の新経営戦略~

著作:石塚 しのぶさん

 


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